叢生、乱杭歯、八重歯(そうせい、らんぐいば、やえば)
<差し歯(クラウン)の症例> 叢生、乱杭歯、八重歯の原因、治療法は?
歯が重なり合ったり捻れたりして、全体に歯並びがデコボコと乱れた状態を言います。
中でも多いのが、前歯2本(中切歯)に比べてその隣の歯(側切歯)が内側に位置しているケースや、前歯2本が外に捻れて生えている「翼状捻転」です。また、「八重歯」も乱杭歯の一種といえます。
顎に比べて歯が異常に大きいか、もしくは歯の大きさに比べて顎が小さいことが原因とされています。 歯と顎のサイズ的バランスの不一致から、歯が正しく並ぶのに必要なスペースが少ない状態で、永久歯の崩出を向かえたことにより起こります。これは乳歯の脱落時期にも大きく左右されてきます。
「乱杭歯」を放っておくと虫歯や歯周病に罹患しやすくなりますので、早期に改善する必要があります。治療はセラミックスクラウン法または歯列矯正となります。
この頁は差し歯の症例です。歯列矯正の症例はこちらです。

部分的に治療されたい場合(例えば前歯の2〜6本程度)にはセラミックスクラウン法をお勧めいたします。
この方法は歯を全体的に削り、セラミックのクラウンを被せて短期間で歯並びや歯の色、形をトータルに改善します。
極めて審美的効果の高い方法といえます。
また、上下の全体をきれいにされたい場合には歯列矯正が良いでしょう。
歯列矯正は歯に直接装置を取り付け、ゆっくりと歯を動かせながら歯並びや噛み合わせを整えます。
期間が長いこと、装置になれるまで少し時間を要しますが、歯を削らずに治療できるのが最大の利点です。
それぞれ特徴は違いますが、どちらも確立された治療法ですので、ご自身に会った方法を選択してください。



(質問)八重歯ってどう思いますか?
(山本院長回答)八重歯は一昔、チャームポイントの一つとして、芸能人の中でも親しまれていました。
確かに日本では可愛らしいイメージがありましたが、現在では単なる不正咬合(乱杭歯)の一種としてとらわれているのが実際のところです。歯に対する意識の高い欧米では八重歯のことを”ドラキュラ”と呼んでいます。決して誉め言葉でないのは一目瞭然です。



<体験談> 念願の白い歯と整った歯並びをみて、五歳は若返った 谷川和恵さん(主婦52歳)
私はこの年になるまで長い間、エステサロンやスポーツジムに通い、体の健康には自信がありました。しかし
体の中で気になったいたのが歯でした。一度でいいから真っ白い歯と整った歯並びになりたいと思い、
歯科医院にいきました。
私の口の中は少し手入れ不足でしたので、治療に入る前に歯ぐきの状態や口の中の衛生状態を整えておくことにしました。
歯のクリーニングの3回(1回60-90分)で歯石や歯垢などの沈着物を徹底的に取り除き、歯ブラシ指導も加え、本来の健康な状態に回復した後、治療に入りました。
先生をよく相談した後、思い切っておかせてした結果、治療後はまわりの友達から「5歳若くなったよ」と言われ、
本当に良かったと思いながら、はつらつとした人生を送っています。
○診断
歯並びと歯の色を変えたいとのことで、全体的な治療を希望された。
・カウンセリングでは矯正などの説明もしたが、患者さんが差し歯を希望したので、セラミッククラウンを6本、ポーセレンラミネートベニア3本とした。いずれも前歯だが、同じセラミックなので色を合わせることができた。
・治療途中でコンポジットレジン修復の追加があった。コンポジットレジン修復とはブラスティック製の小さいものを虫歯の箇所に詰めるというもの。ただプラスティック製のため、セラミックスに比べ強度が弱く、変色してくるので
永久的な治療法とは言えない。
・かなり歯並びが悪かったので、右の上の2番目と下の一番目の2本を抜いて、両サイドの歯で差し歯のブリッジをかけた。
○治療計画
・差し歯になるとろこの両サイドの歯の神経を処置して、歯の方向を変えてから、ポーセレンラミネートベニアを作る。
歯の方向を変えるために、コアと呼ばれる金属(又はセラミック)を用いて、そこにセラミックを被せると歯並びが正常になる。
・その後、差し歯の最終的な型を取ってセットする。
・途中、追加分のコンボジットレジン修復したが、治療後、奥歯の噛み合わせがギクシャクするため、
ナイトガードを入れている。ナイトガードとは歯ぎしり防止のことで、同時に顎関節周囲の筋肉を
和らげて、自律神経を安静にする効果がある。これを夜だけはめて、顎関節症の安静をはかった。
・こうした過程を経たため、多少長い時間を要したが、治療は無事終了。
○治療内容
ポーセレンラミネートベニア 3本
セラミッククラウン 6本
コンボジットレジン 3本
エステティックコース(歯のクリーニング)
期間3ヶ月
費用 120万円



(質問)歯並びに関して矯正歯科に通うか審美歯科に通うか悩んでいます。
私の歯は前歯三本が差歯です。(他にも虫歯の治療を何ヶ所かしています)矯正歯科に相談したところ「差歯でも矯正できます」といわれました。レントゲンを撮ったら、虫歯があったので治してから矯正することに。一般歯科を紹介されて、現在通っている最中です。そこの歯医者さんに「上の歯はここまで色々治療しているなら、審美でキレイにしたほうがいいんじゃない?」的なことをいわれました。その言葉で悩み始めてしまいました。
良く考えてみると、矯正終了後は元々の差歯の三本はセラミックでキレイにしようと考えていました。私のように、元々の歯が三本差歯の場合は矯正にしてから審美歯科をすればいいのでしょうか?それとも、審美歯科だけで十分なのでしょうか??どちらが自然にキレイになるのでしょうか??年齢は31歳で主婦です。年齢面から考えても矯正は遅いのでしょうか??
とにかく、自然にキレイに歯並びを治したいです。時間とお金は多少かかっても仕方ないと思っています。
どうか教えてください。
(山本院長回答)歯並びを治す方法は一般的に歯列矯正またはセラミックスクラウン法(差し歯)となりますが、口腔内の状況や生活環境の条件により左右されます。歯列矯正が可能かどうかは年齢的なものではなく、歯周組織(歯周病)の状態が良ければ年齢に関係なく矯正が可能となります。
ご相談内容の”時間とお金は多少かかっても仕方ないと思っています。”から判断しますと、まず歯列矯正で前歯から奥歯まですべての歯並びや噛み合わせを改善した上で、最後に差し歯を新しい自然なセラミックに替えるのがベストでしょう。
歯列矯正と差し歯の比較を簡単にご説明いたします。
歯列矯正は歯に直接装置を取り付け、3週間から4週間に一度のペースで調整し、2年から3年前後の時間をかけて、正確な位置に歯をゆっくりと移動させて歯並びや噛み合わせを整えます。
したがって、歯を削ることなくきれいな歯並びが得られますので、生涯にわたって自然な歯を維持できることになります。
この歯列矯正は、顎の骨に異常がない限り、年齢に関係なく治療が可能で、むしろ歯に対する意識の高まりとともに20才以上の成人矯正が盛んに行われています。これは、治療技術の進歩によって従来のメタル製の装置から新素材のセラミック装置やハイブリッド素材に変わり、目立たなくなったこと。さらに歯の裏側に装置を付けて行う”リンガル矯正”で、外側からは全く目にふれいこと。などが大きな要因と言えるでしょう。
<歯列矯正の適応症>
叢生(乱杭歯)、反対咬合、上顎前突、開咬、歯間離開。
セラミックスクラウン法は歯の全面を削り、そこにセラミックで製作した人工の歯を合着し、比較的短期間(1〜3ヶ月)で歯並びや歯の色、形などの審美的要素をトータルに修復・改善する方法です。
セラミック(陶材)という、美しくすばらしい材質の特性を十分に生かし、本来の天然歯同等かそれ以上の色調や形態を再現しますので、極めて審美的効果が高いと言えます。
また、一般的な「差し歯」と比較し、歯ぐきにも優しく、透明感があり、しかもスマイルラインや唇との色彩バランスも重視していますので、より個性美を表現することができます。
<セラミッククラウンの適応症>
変色歯、捻転歯、転移歯、重度の虫歯、奇形歯




